みなさん、ありがとう! このブログ本日「中締め」

みなさま、今まで約3年間、おつきあいいただきまして誠にありがとうございました。 このような場に招じていただいたid:arg氏には特別感謝です。 結果的に、現役よりもOBの期間の方が長くなってしまいましたが、いま本当に満足しています。 だから、ここで…

Das gibt’s nur einmal〜人生でただ一度だけの〜

金木犀 遅咲きの金木犀の香りが漂います。 私の勤め先の図書館にも構内に金木犀が植わっていましたし、街路樹にはイチョウ並木が続いてました。 金木犀の花が香る頃、イチョウには銀杏が実る頃でもありました。道路に落ちた銀杏を移動図書館(=BM)は、容…

非常勤と開館時間と

図書館に非常勤が多くなる理由 自治労の調べによると、自治体職員の3人に1人は非常勤職員ということです。図書館員は往々にして「図書館員だけが狙い撃ちにされている」と被害者意識をもつ方が多いですが、程度の差はあっても、実際にはどこの職場でもおこ…

極端なハナシ、日本図書館協会が「倒産」しても、図書館流通センター(TRC)があればいいじゃないか。

あやまちは繰り返しますから… 以前、日本図書館協会の常務理事が、委託問題のゴタゴタを整理したといって胸をはったこと(2010年)は、 ・図書館職員は死ななくてもよいが、いい加減なところで消えるべき http://d.hatena.ne.jp/hatekupo/20101229/129362800…

文芸という名の芸に奔り、リテラシーを忘れる…

少し前の話題ですが、総務省自治行政局選挙部管理課が「常時啓発事業のあり方等研究会」最終報告書を公表しています。 「常時啓発事業のあり方等研究会」最終報告書の公表(平成24年1月10日 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei15_02000033.ht…

これからの図書館界は「5年制」?

日ごろの報いでしょうか。頭痛と嘔吐に見舞われ、検査入院から帰還しました。 本日は、そのリハビリということで、前回からの図書館ワーキングプア問題について、ですが… まず「雇用」ですが… 私は安定した(雇用)環境でなければ人材は育たない、と思ってい…

図書館を動かすのは若手なんだけど

このブログも終わりまで10日間を切りました。 過去のエントリを読み返しましたが、「小役人根性」丸出しのエントリばかりですから、読み手がなくなってしまっても正直無理もありません。 逆にいえば、私のように、図書館行政に正面きって取り組む図書館員…

バカな夢

このブログ(更新)もあと2週間たらずとないりました。書きもらしがないか、いろいろ考えながら「けじめ」をつけようと思っています。 昨晩、あれこれ考えていたせいかバカな「夢」を見ました。しかも舞台は図書館。 「夢」といえば… 睡眠中あたかも現実の…

図書館ワーキングプア〜quasi-marketと指定管理者をめぐって〜

休止まで2週間を切りました。 このブログをはじめて以来、ずっと考えてきたことは「図書館ワーキングプア」についてです。 やるせなさ、切なさ、無力感と罪悪感…様々な思いがよぎります。 いままで非常勤職員〜官製ワーキングプア〜について考えてきました…

図書館員のかいた汗は〜図書館員の競争原理と格差〜

図書館の格差 今日わが国は“選択と集中”がもてはやされ、格差〜勝ち組と負け組、富める者と貧しき者〜が二極分化する“格差社会”にあると指摘されています。 『中小都市における公共図書館の運営(=中小レポート)』,『市民の図書館』が目指した公共図書館…

『市民の図書館』果てしなき独走の理由。

前々回のエントリで、『市民の図書館』の成立について考えてみました。 わかりやすさが身上の“貸出し重視”は、当時の図書館員の支持することになったことは周知のとおりのことでした。 私は、過去のエントリで、巷でいわれる『市民の図書館』大成功の裡には…

“5年間だけ安心して働ける”といわれても〜労働契約法の「改正」と図書館司書〜

「労働契約法」改正と図書館員 すでにご存知の方も多いかもしれませんが、「労働契約法」が改正されました。 ・労働契約法が改正されました〜有期労働契約の新しいルールができました〜(厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_ro…

救いようのない図書館界にて

いよいよ10月。このブログを閉鎖する月を迎えてしまった。 「閉鎖」というよりも、「休止」のほうが正しいかもしれない。私は亡き父との約束があって、退職後、病院図書館ボランティアをするつもりである。その際、ブログとかはてなダイアリーが存続してい…

館(トリデ)の上にわれらの世界を?

私の図書館員集団への違和感 私が、はじめて図書館の世界に足を踏み入れてから20年近くになります。行政職>図書館>行政職という流れの中で、地方公共団体全体からみた公立図書館との違和感・異質感を終始感じ続けていました。 私は当初、この違和感のよ…

平成図書館行政史? 〜指定管理者図書館はかくして生まれたり〜

前回エントリで、指定管理者制度を社会教育施設に導入することは、法的に“ありえない”ことを申し述べました。 なぜ「盲点」となったか? このような重大な局面で、なぜ判断をあやまり、「盲点」になってしまったのでしょうか。まぁ、日本図書館協会とか現役…

【これは盲点】公立図書館の指定管理者制度は“ありえない”【ビックリしたなぁ】

高飛車から土下座へ 前回のエントリでは、 図書館員には「井の中の蛙」状態になっていて、法的リテラシーも基礎知識もない と、かなりバカにしたことを書いてましたが、元司書職であるその私も例外ではなかったようです。 これからお話しする内容に、10年…

武雄から 学ぶことあり 図書館員

上から目線のタイトルですみませんね。 いま、青少年活動の一環として、中学校生徒の「標語コンクール」の審査に向けて、標語作品の入力作業をやっています。だから、タイトルも標語っぽいです。 それにしても「武雄市図書館」 さて、最近武雄市に関するエン…

武雄と大阪、住民の個人情報の取り扱いには大きな差が

#takeolibrary で話題の個人情報ですが、このような記事を見つけました。 ・大阪市立小学校におけるツイッターを利用した個人情報の漏えいについて http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000178522.html タイトルのとおり、「ツイッターによる個…

指定管理者でブラックボックスされる情報公開

(注意)これは下書きです。数日中に修正加除する可能性大です 個人上保護と情報公開は表裏一体 ご承知の方も多いと思われますが、地方公共団体では、所有している行政情報の公開を行い、公正で開かれた運営を図っています。これを制度的に保障するのが、「…

武雄の税金>CCCによる「Tポイント錬金術」と「子どもだまし」

まぁ、このブログをおとずれる方もいない、そんな開店休業状態が続いてますが… 以前のエントリ ・武雄市立図書館のTポイント付与はやはり問題である〜税収からTポイントへのすりかえ〜 http://d.hatena.ne.jp/hatekupo/20120820/1345465492 の続きというこ…

フェルメールから考えたこと

フェルメール2連発 さて、前回に続いて、今回は ・ベルリン国立美術館展 http://www.berlin2012.jp/tokyo/ の感想など… 会場は、東京都美術館にくらべてかなりすいてました。 ちなみに、この日の上野観客動員数は 上野の森(ツカンカーメン、40分待ち)>…

美術館・学芸員の苦悩を垣間見て同情と羨望〜上野のフェルメール、再び〜

武雄戦線異常にやる気なし! 前回エントリ #takeolibrary ネタについて、あまりにもブックマークが伸びていないので、驚きました。 読み返してみると、たしかに小役人根性が目について、 「自分でも面白くない」 エントリでした。ただし、公平な行政実現の観…

武雄市立図書館のTポイント付与はやはり問題である〜税収からTポイントへのすりかえ〜

Tポイント付与を考えてみる Tポイントツールバーやスターバックス参入でいろいろ話題の武雄市立図書館。 当ブログにおいても、いろいろネタにさせていただきましたが、今回はいよいよ核心である 「Tポイントの付与」 に、ついて考えてみましょう。 これま…

“Tポイント・ツールバー”からCCCの素顔がスパムできる?

どうでもいい扱いの「重要なおしらせ」 前回エントリ終了後、TポイントツールバーについてCCCが“重要なおしらせ”を発表しました。 ・Tポイントツールバーに関する重要なお知らせ http://tsite.jp/cp/index.pl?xpg=PCIC0102&cp_id=5387&CP_SYUBETU=1 この…

企業倫理をステークホルダーごと捨てる〜CCCの“仁義なき商売”〜

前回に続いて、CCCについてです。 Tポイントカードが「限りなく不正指令電磁的記録に該当する可能性が高い」に相当するという見解が述べられました。 ・Tポイントツールバーが立派なマルウェアである件 http://d.hatena.ne.jp/Tariki/20120813/p1 周知の…

武雄市立図書館とツールバーの「野望」

Tポイントツールバー 私は「Book−Off」のTカードを所持しています。 が、最近ではあまり使用していません。カードに「BOOK OFF」のロゴがはいっているからではなく、あまり所持している魅力がないからといえます。 さて、巷ではTツールバー…

私の経験した図書「官」

注:初歩的なミス記載のため、補記しました2012-8-13 関越タントの驚愕 先日、関越道を時速100キロで巡航していると、バックミラーに軽自動車が猛然と現れ、追い越し車線に車線変更して、瞬く間に抜き去っていきました。 察するに、160キロは出していたと思…

白い司書でも黒い司書でも…

ひとしきり、赤い彗星のごとく出現し、人気をあつめたブログ。 ・yuki_0の日記 http://d.hatena.ne.jp/yuki_0/ この中で、ひさしぶりに愉しいものを読ませてもらいました。 ・そろそろ民間は図書館にはそぐわない,って単純にいうのはやめようぜ http://d.ha…

私の「読書(本の)案内」と「見切り」

さぁ、私の「読書(本の)案内」を語らせてもらいましょう。 以前、知り合いの方から 「オマエのブログは(図書館員にとって)痛いところを突きすぎている」 といわれたことがありました。 おそらく、言外に 「オマエは(外野で)云いたい放題でいいよな」 …

わたしのなつやすみ

おかげさまで、現在のテーマ「読書(本の)相談」が終わり、あと落ち穂ひろいでこのエントリも終着駅。先が見えてきました。 昨日はひさしぶりに「なつやすみ」を楽しんできました。 目指すは東京都美術館。 そう、「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フ…