図書館の自由
図書館の格差 今日わが国は“選択と集中”がもてはやされ、格差〜勝ち組と負け組、富める者と貧しき者〜が二極分化する“格差社会”にあると指摘されています。 『中小都市における公共図書館の運営(=中小レポート)』,『市民の図書館』が目指した公共図書館…
上から目線のタイトルですみませんね。 いま、青少年活動の一環として、中学校生徒の「標語コンクール」の審査に向けて、標語作品の入力作業をやっています。だから、タイトルも標語っぽいです。 それにしても「武雄市図書館」 さて、最近武雄市に関するエン…
(注意)これは下書きです。数日中に修正加除する可能性大です 個人上保護と情報公開は表裏一体 ご承知の方も多いと思われますが、地方公共団体では、所有している行政情報の公開を行い、公正で開かれた運営を図っています。これを制度的に保障するのが、「…
まぁ、このブログをおとずれる方もいない、そんな開店休業状態が続いてますが… 以前のエントリ ・武雄市立図書館のTポイント付与はやはり問題である〜税収からTポイントへのすりかえ〜 http://d.hatena.ne.jp/hatekupo/20120820/1345465492 の続きというこ…
Tポイント付与を考えてみる Tポイントツールバーやスターバックス参入でいろいろ話題の武雄市立図書館。 当ブログにおいても、いろいろネタにさせていただきましたが、今回はいよいよ核心である 「Tポイントの付与」 に、ついて考えてみましょう。 これま…
注)6月25日修正しました。最後の赤字の部分です。 迅速な、あまりに迅速な かねてより話題の武雄市の新・図書館構想について、社団法人日本図書館協会から声明 ・武雄市の新・図書館構想について 社団法人日本図書館協会(2012-5-28) http://www.jla.or…
図書館員のヒロイズム 前回のエントリ、久しぶりにブクマがつきましたね。 やはりラノベ作家が面白おかしく作品題材にするだけあって、「図書館の自由に関する宣言」の愛着心は強いようです。 特に圧巻なのは、文末の 図書館の自由が侵されるとき、われわれ…
4月1日づけ人事異動の発令で「図書館職員」の辞令をもらった方々、職場になじみましたでしょうか? 私が、皆様と同じように図書館勤務となったのは10年以上も前のことだったと思います。 職場研修や県内図書館協議会などの新人研修では、 ・図書館の自由…
時刻表を手に取ると、近くて遠いような、なんともビミョーな距離感のある街があることに気がつきます。 たとえば、関東地方でいえば、千葉県は「新東京国際空港」とか「東京ディズニーランド」にあるように、ほとんど東京都と一体化しているように見えるので…
やるぞ放射能測定! 私の住む街は、別に 「福島は遠きにありて思ふもの」 とうほど、遠くではありません(なんせ一応隣県です*1)でしたが、福島原発とは200キロ以上*2離れた街に住んでおりましたから、放射能汚染についても 「これだけ離れていれば大丈…
墓穴掘るなら (承前) いやぁ、久しぶりに自分のトップページ見て、目を疑ったなぁ…正直ここまでブックマークが伸びるとは思いませんでした。目下自分としては「司書」としての告別式・葬式をやっているつもりだとのですが、リアル葬式で会場からハミ出すよ…
ボツ(?)になった投稿を発表しますよ あれから2か月たちました 図書館雑誌 2010年10月号(Vol.104 No.10)所載の『督促』と称するコラム<窓>について、図書館の督促事務にかかる住民票請求について、住民票を交付する職にある著者の経験について、住民…
中野区立図書館まで 「認定司書」で、カリカリしている間にも、岡崎市立中央図書館と「librahack」氏にはじまった、三菱電機インフォメーションサービス(=MDIS)の事件は、中野区立図書館にまで飛び火したようです。 ・岡崎市立中央図書館事件等 議論…
Librahack氏にはじまる岡崎市立中央図書館問題は、このブログでも取り上げてきたところですが、ついに岡崎市が三菱電機インフォメーションサービス(=MDIS)を見限ったようです。 下種の勘繰り 個人情報を流失された方々にとっては、不謹慎ですし、あく…
昨日に引き続き、岡崎「Librehack氏」事件の続きです。 刑事事件は知らん顔、民事事件はやるきゼロはおかしくないか? 昨日のエントリどおり岡崎市役所及び立中央図書館が見解を出したことは述べました。 その後も気になっているのが声明のうちのこの一文。 …
前回エントリ 先日(8月30日)、 「なんでも入札=価格競争の愚が技術立国ニッポンを揺るがす〜図書館コンピュータシステムの現状から」 というエントリをあげたら、ずいぶん多くのブクマがついていました。改めて岡崎市中央図書館問題への関心の高さを感…
今日はのどかな日。 開館してほどなく、御年配の利用者さんから電話が入りました。 要約すれば、 「ヨメに頼んで借りてきてまだ読んでない本を返却されてしまった!」 ということ。*1 そのあと、お取置きにかかる説明ややりとりが続き、受け渡しの話になった…
(3/11追記しました) 10年以上前の話です。 司書としてはじめて接した現場は、「移動図書館=BM」でした。 自分としては、レファレンス・ツールを巧みに操りクエスチョンを次々とさばいていく参考調査業務担当こそが司書の王道であると考えていたの…
私はむかし、高等学校の学校司書を勤めていたことがありました。 おなじ「図書館」で「司書」として働いている中で、公共図書館と学校図書館相互のあまりの差にカルチャーショックをおぼえたこと、久しぶりにこのエントリーを読んで思い出しました。 ・第51…
公共図書館における貸出履歴を活用した各種サービス、わけてもリコメンドの利用はずいぶん前からid:arg師が提唱していて、にもかかわらず圧倒的多数の図書館職員が黙殺・思考停止していることは皆様もご存じのとおり ・[編集日誌][執筆・講演]2008-09-19(Fri…
で、今日は大宮に行かず発熱しながら、これは読書の好機とばかり、積んどいた本に手をつけている。まずは、「みんなの図書館」最新号(2009年10月号)から http://tomonken-weekly.seesaa.net/article/128009083.html発熱にうなされている人間のうわごとです…
実に当たり前のことだが、「知る自由」は「表現の自由」あればこそであるから、「図書館の自由」とは健全なメディアがあって成立するといえる。表現の自由と第三者機関 (小学館101新書)作者: 清水英夫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/08/03メディア: 新…
昨日、勤務先のカウンターで、利用者さんに話しかけられたことです。ご年配の男性が、ご自分が前に借りた本が何だったか教えてほしいということでしたが、この図書館界はそういうこと(貸出履歴)が残すことはしていないのが一般です。 そのような説明をして…