堪ヘ難キヲ堪ヘ 忍ヒ難キヲ忍ヒ
さてさて、このブログのことであるが…
初日に記したように
http://d.hatena.ne.jp/hatekupo/20090723/1248356129
あくまで研修を目的とした設置であるから、「期間限定」で終わりにしようと考えていた。
その後、職場の民間委託が決まった。
驚いた。
おうだが、打ちひしがれる先輩方とはちがい、この方面への該博な知識があったために冷静に受け止めることもできたと思う。
実は私は経済学部出身の人間である。奇しくも卒論のテーマは「航空運輸業界における規制緩和」であった。
規制緩和と民営化は表裏一体である。規制を撤廃することにより民営化がおこないえるようになるが、規制撤廃による市場活性化を図るためには民営化が求められた。この手法は以後行政改革で頻繁に用いられるようになる。
民営化について過去の例(国鉄・電電公社・専売公社・郵政)をみると、最近の郵政についてはともかくとして、おおむね効果は収めたように思える。
「民営化はかならずしも悪ではない」
そう考えていた。
ならば…
「いわんや図書館をや」
である。
で、また私の図書館もまたひどかった。
欠点をあげれば数えきれないが、まとめていえば伝統を誇る組織にありがちなプライドの高さ、独善性にある。
滅びてもいい図書館は存在する。
図書館は「成長する有機体」である。
ならば、そこにダーウィニズムの自然選択(淘汰)説が通用する。
自然ななりゆきではないか
自分の職場における民間委託のことを他の図書館の人に話す。
同情とお悔やみ(?!)の言葉が返ってくる。
激励してくださる方もいる。
我がことのように残念がり、悔しがってくださる人もいた…
いずれも、お気持ちはありがたいが無用なことだ。
私は、いや私の図書館は努力が足りなかった
視野が狭かった
先取の気概がなかった
同情するくらいなら笑ってほしい。無様な図書館を…
たとえ「嗤い」「哂い」であっても、今の図書館界には、笑うことが必要だと思う。
私も笑わせてもらいますよ。
だって
そうでもしなければ
涙が出てくるんだなぁ