禅修行と大阪同窓会

前にも書きましたが、大本山永平寺に参禅してまいりました。
当然、作法や決まりごとが多いのですが、決まりごと各々に必ず意味があることを知り、それを噛みしめてみれば、それなりに「納得」のいくものでありました。

永平寺では、「雲水」とよばれる修行僧の方々がおります。全国各地から集まる「雲水」は百名以上にもなり、この方々の一部の方にご指導いただきました。
参禅者では、自分が一番若かくて、ほかはご年配の方々。
それに対して「雲水」は20代半ば(大学を卒業して修行にくるとか)。このような若者が、指導者であり先達となるのですから、「雲水」の方もなかなか大変な様子でした(なかには“この若僧!”と、くってかかる逆ギレおじいさんも多いそうです)。
一泊二日の参禅を終え、門前のバス停では、久しぶりに飲むコーヒー(お寺では番茶ばかりで、カフェイン不足のため)が胃にしみます。

下山し、福井県立図書館を訪問。お忙しいところyoshim32にお目にかかり、挨拶をさせていただきました。
さて、このブログで何度となくふれた「Code4Lib@芦原温泉」ですが、参加者数が伸び悩みしていると聞きましたので、お詫びの気持ちでもう一度参加をお願いします。
・Code4Lib芦原温泉続報その2(読書ノートのつもり?なつれづれ日記2010-10-25)
 http://d.hatena.ne.jp/yoshim32/20101025/1287975595
午後は、福井から大阪へ。

その晩は、夜のライトアップされた、中之島図書館

を見学しながら、関西風の鰻を食べにいき

うな玉でひとりビールで「下山祝い」
もちろん、鰻もいただきました。

翌日は、ステップアップ研修会の同窓会。
で、その前に有志で枚方市立中央図書館を訪問。運よく「京阪特急」に乗れました。


その障害者サービスに心打たれ、これこそが
“すべての人に図書館サービスを”
という真の意味で「市民の図書館」だと思いました。
10名以上の参加が、遠く北海道から来られた方もおり、楽しくはありましたが、他の現役の方との“見えない壁”というか、距離が離れていくことはやむをえません。
帰宅して、「図書館雑誌」を読み、もはや「元司書」の居場所は日本図書館協会にはない、ということを考えさせられた旅でした。
「悟り」とまでいきませんが、昔の自分にとらわれていてはいけない、それを強く感じました。