元図書館員は死ななくてもよいが、いい加減なところで消えるべき

先のエントリにおいては、あのid:min-2fly様、id:nemurigame様、ほか多くの方々から、「ブログの退会*1」について温かいご意見をいただきました。厚く御礼申し上げます。
ご指摘いただきましたとおり、たしかにブログと日本図書館協会(=JLA)は直結してませんから、この二つをリンクさせるのは、ずいぶんとおバカなハナシでした。やはり、忘年会等酔っ払い状態でエントリあげるのは、まちがいでしたね。酔っ払いエントリといえば、12月20日の

・司書にとって、図書館学は不要ではない。更新しない司書が図書館学を不要にしてしまう。
 http://d.hatena.ne.jp/hatekupo/20101220/1292852345

この中で
また、図書館学は方法論そのものが演繹的であり、図書館情報学といった、より科学的で演繹的な学問体系へと変えていくこと。これもまた、奇怪、というより意味不明な文章です。
また、図書館学は方法論そのものが演繹的であり、図書館情報学といった、より科学的で帰納法を用いた学問体系へと変えていくこと
と、書くべきでした。反省しています。Twitterは流れていくから、ガンガンツイートすれば、なにがなんだかわからなくなるけど、ブログの場合は、あとで自分の誤りに気がつくことが多く、エントリの数だけ自己嫌悪が増します

二人の元図書館員

で、ブログを止める、というよりは、“足を洗う”きっかけとなったのは、二人の「元図書館員」のこと。正直、
「あのようになりたくはない」
と思いました。
お二方のうち、お一人は、先のエントリにあげた川越氏。もう、お一人はJLA常務理事のN女史。
前者はともかく、後者の方とは11月にお会いしたばかりです。しかも鮮烈な印象が…

“あの会社はダメなんです!JLAでなければ絶対にダメなんです!!

宴が各自の近況報告へと流れ、件の女史は、日本図書館映像事業本部の委託問題のゴタゴタ*2に一定の解決をしたと胸を張って自慢しておられました。
委託問題でのイザコザ・チョンボのこと、本来なら“ありえないはず”の出来事が、あえなくイザコザになり、それを解決したからと言って(もちろん本人なりご苦労はしたと思うが)自慢話をすることもあるまいに、と思ったので…
「あ、でも自分現役の頃からまったく利用させていただいてませんでしたから、Tool−i経由で図書館流通センター(=TRC)に注文した方が、確実・迅速・親切・便利でしたから」
と、何気に茶々をいれてみました(よせばいいのに…)。それは、まさしく風船に針を立てるような一言でした。
「あんな会社のビデオなんてダメなんです! 日本図書館協会のビデオでなければ絶対ダメなんです!」
と、いう即答がかえってきました。
たいかに自分自身が苦労されていたから、ご自身の商いに自信を持つのは理解できます。
でも、図書館流通センターと比較して日本図書館協会映像事業本部が優れている理由はなんだろう、というのは興味深いことです。たとえば、AKB48のDVDを買うと特典でもあるというのか、だったらいいぞ、と思って、
「なんで?」
訊ねてみましたが、
「あんな会社のビデオなんていいかげんでダメなんです! 日本図書館協会のビデオでなければ絶対通用しないんです!」
ますますダメ出しが、エスカレートする一方でした。
まぁ、研修同窓会という場ですから、それ以上追及しなかったけど、まったく答えになっていません。それどころか、

というのは、一種の名誉棄損でもあります。
が、それ以上に恐ろしかったのは、同じ言葉をオウム返ししつづけた女史の表情。塩見将軍が命令すれば、人間爆弾桜花に搭乗し米空母にカミカゼ特攻するような盲目的・崇拝的な日本図書館協会への歪んだ愛情、恐るべしです。

日本図書館協会役員現役司書制

で、さて二人の女史に共通するのは、図書館OGであることです。

日本図書館協会第32期役員
 http://www.jla.or.jp/yakuin.htm

これをみると、今のJLAの幹部って、OB・OGばかりですね。
OB・OGの方々が長い経験を活かし、要職に就くのは否定しません。むしろ、日ごろ忙しい現役の肩代わりをしてくれているという面もあります。
ただし、非論理的・不条理な人たちは引退なさった方がいいと思います。*3そして、若手にイスを譲る方がいいと。
と、ここまで書くと、FFやドラクエでいえば、「リフレク」や「ミラーシールド」のように、自分に撥ね返りますから。
だから、期限は未定ですが、なるべく早く離脱し、「成仏」したいと思います。
般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 故説、般若波羅蜜多呪 即説呪曰 羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶

*1:自分で突っ込むのも、ナンだが、おかしな言い回しだ

*2:2010年11月1日常務理事会議事録(「図書館雑誌」2010年12月号(VOL.104 NO.12)所載)によると“ 理事会は映像事業の問題について協議していただくために開催した。 この事業を実施していた企業が契約書どおり履行していないことが判明したので, それを解除し, 善後策を採っていることの報告をした。 現在正常に戻すために鋭意努力をしているところである。 また相手先企業から契約解除は不当であり法的措置を採る旨の文書も届いているが, それに対応もせざるを得ない。”とのこと

*3:ちなみに、今回のお二人とも、「研修事業委員会」に名を連ねておられます