ロゴ、ゴロ語呂
隠遁したつもりが“ぽぽぽ〜ん”
以前のエントリー「空想的社会教育主義批判」で、とあるMLのつまづきからtwitterから隠遁することを書き、その「つもり」だったわけですが、久々にtwitterの画面をのぞきに行きましたら、実際には自分で知らぬ間にツイートしておりました。もちろん、自分以外の第三者が勝手にツイートするはずもありません。いわゆる“はてな連動”で、このブログやブクマがどんどんツイートしたことが理由です。これじゃ“隠遁”にもなってやしない、迂闊、というよりも、“重要事件で指名手配中の容疑者が、運転免許の書き換えにいく”くらい、やっていることがマヌケです。が、面倒くさいし、このままにしておきましょう。
さて、いまさら引くにも続けるにもカドが立つMLでは、議論が活発なようで、深夜にもかかわらず、着信音が
「ぽぽぽぽ〜ん」
となります。
ここで、楽しい
「仲間がぽぽぽ〜ん」
なら公共広告機構的でよいですし、欲をいえば
「仲間由紀恵さんがぽぽぽ〜ん」
ならば、さらに楽しいワケですが、現実はキビシイ、というより正直愉快でない議論に接するわけです*1。
意味を考えなければならないという無意味
先日は、ロゴのことで「意味」だの「意図」ということで、なんだかんだやりとりがあったようです。
まぁ、何事も論理的に考えたり、何事にも意義を見出すことを重要と思っている方は多いですし、私もそうした姿勢には原則的として賛成します。
しかし、
「考える意味のないことを考える無意味」
に
- 気づかない人
- 確信犯的にやっている人
が、いかに建設的な議論を阻み、そして真剣に努力している心ある人の前向きな心をへし折るか、リアルでもいろいろ私も見てきています。
ロゴだのシンボルに説明は…
私は、実は“さかざきちはる”さんの描く“SUICAペンギン”のファンです。キャラクターグッズも多少持っていますし、もしSUICAのキャラクターが、あのペンギンでなかったとしたら、私のSUICAデビューはずっと遅れていたと思います。それだけ、ロゴとかイメージキャラクターはインセンティブになりうる可能性があるのですが、同時に
「なぜ、鉄道会社がペンギンなのか?」
と考えるのは、まったくもって
野暮の極み
だと思います。
愛されれば、人気を集めれば、それでよいのです。私は絵画鑑賞のような高尚な趣味をもっておりませんが、
「好きならば好きだと言おう。ごまかさず、素直になろう♪♪♪♪」
(あ、すみません。またAKB48聴いてます)
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HEY!家紋!!
ちなみに、我が家にも家紋はあります。
私は紋付き袴は残念ながらもっていませんが(タキシードは持っています)我が家の家紋がどのような意味を持つのか知らないし知ったこっちゃない。けれども累々と続く中で、記号論から慣行というか規定概念にかわっていくのでしょう。
志は高く、風呂敷は大きく
で、カッカするのはこのあたりまでとして、saveMLAKに(“ここで改めて”と付け加えておこう)向けてみると、面白そうな取り組みがはじまりました。
・だれでも・どこでも Q&A図書館〜史上最大のレファレンスサービス〜
https://sites.google.com/site/daredokoqa/
「“だれでも”とはいっても、自分にはできないだろなぁ」
というのは、自分の不徳のいたすところですが、感心したのは
〜史上最大のレファレンスサービス〜
という壮大きわまりないサブタイトル。
おおいに結構です。
私は、twitterのハッシュタグを#jishinlibから#saveMLAKに至るまで、約2月トゥギャザりました。最初のtogetterまとめタイトルは、
・未曾有の地震にライブラリアンの誇りをかけて #jishinlib
http://togetter.com/li/110782
で、解説は
「東北地方太平洋沖地震」被災地で図書館サービスを守る、それを支援するライブラリアンの誇りをもって、集合知を力に。
という、緊急時でもあり応急処置的・緊急避難的につくりました。あのid:arg氏による「出発点」ともいえる
ライブラリーサービスはいまなにができるか考えようぜ。
という「よびかけ」から始まっています。
このTogetterは、私の拡散波動砲のせいで非公式RTが急増したこととあいまって、タイトルが大げさということで、賛否両論がありました。
が、このまとめは12ふぁぼったー、2156PVを記録します。
MLAKへ移行したのち、
・SaveMLA 博物館・美術館、図書館、文書館(MLA)の被災・救援情報
http://togetter.com/li/118906
は、それに「反省」して「控えめ」な表現にしました。おかげで否定的な意見は出なくなりましたが、2ふぁぼったー、446PVへと激減しました。
減ったのは数字だけではありません。
まとめられた、ツイッターの一つ一つに目を通して行くと、「未曾有の地震にライブラリアンの誇りをかけて」は図書館関係者以外の方々の声が多数でした。
現在、#saveMLAKでつぶやかれる方は「関係者」ばかりです。
大げさなタイトルをつけたりすることは、センセーショナリズムとかアジテーションといったご批判が投げかけられてきます。
しかし、
大風呂敷を広げない限り大きなものは包めない
と実感しつつ、同時に#jishinlibの時代が、ことTwitterに関する限り
「司書の図書館」
ではなく、真の意味で
「市民の図書館」
だったなぁ…とも思います。
そんな回想が覆ることを願ってはおりますが…
*1:“だったら、着信音かえりゃいいのに”“そーですね、ハイハイ”