“Tポイント・ツールバー”からCCCの素顔がスパムできる?

どうでもいい扱いの「重要なおしらせ」

前回エントリ終了後、TポイントツールバーについてCCCが“重要なおしらせ”を発表しました。

・Tポイントツールバーに関する重要なお知らせ
 http://tsite.jp/cp/index.pl?xpg=PCIC0102&cp_id=5387&CP_SYUBETU=1

この文章、事実上のサービス撤回といってもいいような内容ですが、そのいいワケが小学生の宿題忘れました的幼稚さに満ち満ちているのが笑えます。
冒頭の部分、

本サービスにおいては、随時改善を行っておりますが、
皆様によりよいサービスをご提供するために新規のダウンロードを一旦停止させていただいております。

って書いてあるけど、そもそも「改善」しようとしても、所詮ポンコツは、ポンコツ。ペテンはペテン。それを「随時改善」とは、先の大戦末期に徹底抗戦にこだわった軍人たちにも似ていますね。
往生際の悪さだけに目が行きますが、そもそもこの“ありえないツール”を“かつての東証上場企業”が商品化したこと自体が恐怖です。社内における商品テストや検証をきちんとやっていたのか、考えただけでバカげていますね。ドラッカーにいわせりゃ“マネジメントなっとらん!”と一喝されても仕方がないのです。

現代の「大本営発表

それ以上、問題なのはこのニュース、自らは「重要なお知らせ」といってますが、同社の

ニュースリリース
 http://www.ccc.jp/company/news/2012/

には掲載されていないですね。それどころか、そもそもサービス開始の記事も削除されています。
当該「重要なお知らせ」はCCCにしてみれば“黙殺したい”気持ちはわかります。
そういえば、過去のニュースリリースを遡って拝見してみると、
「サービスの開始」
「サービス拡充」
の文字が踊ります。「白星」だらけ、いやいやお見事…
が、Wikiなど他のソースと対照させてみれば、どうみても同じくらいの「黒星」があることがわかります。
自分にとって都合のいいニュースだけ並べ、ますます大本営発表みたくみえてきました。
前回のエントリで同社の説明責任の不足ぶりを指摘しました。
「説明責任」に疑いが出たことは、社会的責任(=CSR: Corporate Social Responsibility)にも黄信号ですね。