これからの図書館界は「5年制」?

日ごろの報いでしょうか。頭痛と嘔吐に見舞われ、検査入院から帰還しました。
本日は、そのリハビリということで、前回からの図書館ワーキングプア問題について、ですが…
まず「雇用」ですが…
私は安定した(雇用)環境でなければ人材は育たない、と思っています。
しかしながら、一方で“逆境”にあっても力を発揮する図書館員がたくさんいることも知っています。
次の「職場(環境)」の問題
有能な司書ほど若手や周囲の意見に率直ですが、“自分で有能だと思っている司書”は、その逆です。
有能な若手は、問題意識をもち提言をしますが、封建的な職場ではそれが仇になることも…
かなり、ややこしい、というか矛盾に満ちた世界。
乱暴な思いつきですが、図書館員は
「1職場に5年まで」
ということを前提に考えるべきなのです。そのようなことを申しますと、私がさもそれを“奨励”しているかのように思われるでしょうが、現在の雇用情勢をみる限り、理想論とか、画に描いた餅のようなことをいっている場合ではないだろう、より現実的な対応も考えていくべきじゃないかと思います。
少なくとも日本図書館協会の認定司書のような「ベテラン優遇」というのはやめることです。
私も職場の民営化はともかく、いずれは「定期異動」で行政の異なる分野に行くだろうと、予想はしていました。一定の期間「5年間」で完全燃焼する気迫はあってもいいのです。
問題は、培った知見をいかに次の職場で活用するか、ということですね。
特に民間委託受託者・派遣会社等に属している方の場合、「5年間」の功績とか実績とかを次の雇用でいかに活用できるようにするか、ということです。
あれこれ考えておりましたら頭痛がヒドくなりました。尻切れトンボですみません。