修学旅行wakayamya氏のコメントと、私の意見

「地域と観光に関する情報サービス研究会(マレビトの会)」で、ご一緒させていただいているwakayayamyaさんからコメントをいただきました。
相当な分量の投稿でもあり、注目に値する内容ですので、ここに再掲させていただきます。
なお、数次にわけてのご投稿であり、便宜上こちらでタイトルをつけさせてもらいました。

修学旅行とホームステイ

数日前、加藤さんがアイデアを出しておられた修学旅行。私がこれに関連して自分の子どもの研修旅行のことに触れました。
この研修旅行というのが公立高校ながら、海外約10日間というものです。いろいろな史跡をまわりたい。ミュージアムを梯子したい。などもあれば、現地の習慣を知りたいという生徒もあります。幾つかのグループに分かれた上で各々が調べ、その後、旅行代理店と詳細をつめて、プランは出来上がっていきます。その中で、現地の習慣を知りたいという生徒のメニューが短期のホームステイになります。
ここで、本題の具体策です。私達はホームステイというと外国人の受け入れを念頭におきますが、暮らしを知ってもらうには、国内のホームステイも一策かと思います。そのホームステイ生活の中で地域の情報拠点として図書館の出番があるのではと考えます。もちろん、ホストファミリーの誘導や案内は不可欠ですが。
また、ホストファミリー自身が受け入れ前にいろいろと図書館で調べられるかもしれませんが、これも文化を知ってもらうということにおいてはプラスと思います。
拙策で申しわけありません。

ここまでが、第一段。
私の意見ですが、修学旅行にホームステイを組み込むのは、絶対数からいって、難しいと思うのですが、修学旅行に「見学」だけでなく「体験」なり「発見」を組み込むことは賛成です。
ちなみに、“国内ホームステイ”とは、面白いアイディアですが、これを修学旅行=学生に限定するのはもったいないし、社会の必要性や緊急性に即した取り組みもできそうです。
たとえば、今年は近年まれにみる「厳冬」「豪雪」の年でした。
民主党豪雪災害対策本部によれば、
「全国で122人の尊い命も失われ、その3分の2は65歳以上の高齢者の雪下ろし作業中の事故」

・党豪雪災害対策本部、菅総理に申入れ
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=19754

ということです、雪国生活の「体験」を兼ねて「国内ホームステイ」として受け入れし、ボランティアとしてご尽力いただくこともいいでしょう。

ご当地検定

こちらではご当地検定のはしりとして京都検定が生まれました。これに後れること数年、市教委により小学生向けのjr京都検定も誕生しました。
早々に2級に合格した成り行きで、地元小学校の土曜学習のボランティアでjr京都検定本に準拠して子どもたちに教えています。
その経験から。大人向け、子供向け問わず、歴史、地理分野に限らず、所謂、民俗の分野まで実によく網羅されています。自分の中の習慣でも、その根拠を始めて知ったり、或いはよその地方には無いということを知ったり、いろいろと知識を深めることが出来ました。
jr検定は市内のほとんどの小学校が受検するため、事前学習が充実していれば十分に郷土の文化を学び、受け継ぐことができる内容です。
さて、ここからが本題ですが、京都検定に続けとばかりに、各地で御当地検定が生まれましたが、「これに合格したところで、なんなん?」という様なお粗末なものも多数あります。
ここで地誌的情報、民俗的情報の宝庫、図書館等の出番です。しかし、「職員直営でやるのは人的に厳しい。」という声も出ると思います。では、一歩引いて、検定問題作成にはレファレンスという立場で関わってどうでしょうか。そして、実際の主体は学校? 商工会議所? 行政部局? NPO? 誰でもOKと思います。大事なのはその検定が文化の継承に値する内容になるように、図書館がレファレンスという形で関わることだと思います。
拙策?で申しわけありません。

すみません、私、これについては
「何もいえねぇ…」