ロングテールは当たり前

で、今日は大宮に行かず発熱しながら、これは読書の好機とばかり、積んどいた本に手をつけている。

まずは、「みんなの図書館」最新号(2009年10月号)から
http://tomonken-weekly.seesaa.net/article/128009083.html

発熱にうなされている人間のうわごとですが…

特集「ロングテールは図書館のとくいワザ」というテーマ。
たしかにそうだけど、
「当たり前じゃん!」
の一言で終わり…っちゃあ寂しいか…

巻頭言では
今回の特集は、「ロングテール」はアマゾンなどのネット通販だけが産み出すものではないという趣旨で組みました。図書館では以前から当然のごとく、資料のテーマ展示やリストの作成・配布で行われています。さらに所蔵データの「見える化」により、それらをホームページに公開することによって、利用の掘り起こしをしてきています。神奈川県立図書館の取り組みの事例などを紹介します。

なんだけど…
で、神奈川県立図書館のホームページ
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/index.htm
から取組み事例である
入門グレートブックス
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/denshi/g_books/g_books.htm
に辿り着くまでが一苦労だった。(せめてサイト内検索でもあればいいのだが)
おまけに、コンテンツすべてPDFなんで読んでて鬱陶しいんだな。ご丁寧に検索や凡例まで作成していただいたけど、誰が使うのかわからない出来栄え。同じPDF化するにももう少し利口なやり方があると思うのだが…
まぁこのリスト。おそらくリアル来館者には、冊子体で目のつきやすい場所に用意され、好評を博していると思う。
が、ネット上でのこの扱いはあんまりというか、内容がよいだけに「もったいない」。
本当にWebからのサービスとして位置付けるのであれば、まずはポータル(あぁ、この夏は勉強したなぁ)からわかりやすいようにすべきだし、リストに掲載された資料からOPACの所在情報にリンクしてもらいたいと思う。

で、巻頭言に戻って

“「ロングテール」はアマゾンなどのネット通販だけが産み出すものではない”という心意気はいいが、amazon.comがなぜここまで成長したか(≒人々の支持を得たか)といえば、枝葉の部分はさておき、やはりメタデータの質が生み出す検索の使い勝手のよさであるといえる。
もう一つ、アマゾンといえば、かねてから話題になっている貸出履歴とリコメンド問題との兼ね合い。
これら問題の解決が先じゃね?

ちなみに今日もう一冊、この本を読もうと思っているんですケド…

グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書)

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