TRC、動く 曇りのちクラウドか?????

年末になって、きわめて興味深い情報が入る

・TRC、主帳合取次を日販に変更
 http://www.shinbunka.co.jp/news2009/12/091215-02.htm

興味深いのは、当事者であるTRC、DNP、日販いずれとも(サイトを見た限りですが)沈黙を守っているところ。特にTRCに至っては臨時株主総会まで開催してまでプレスリリースを行っていないのは、この変更の理由がよほど深刻か、よほどトンデモナイこと(たとえばトップ同士の感情のもつれなど)のいずれかであろう。
まぁ、個人的な予想としては、TRCの“ストック・ブックス”なる在庫システム。いままであのトーハンが大口相手とはいえ、よく許容していたとは思っていましたが…


で、一職員としては、自館採用のTRC−MARCについては、あまり心配
していない。ただ物流面では、年度末の予算執行への影響が気がかりではあるが、心配してみたところでままならぬし、また、私自身はトータルではTRCに信頼をおいているので、すべてノープロブレムで終わることに期待してしている。

ところで、この件についてDNPのニュースリリースを見て、勝手に妄想がふくれあがってしまったのがこちら↓

クラウドコンピューティングを利用して、重要情報を低コストで安全に保管するシステムの提供を開始
http://www.dnp.co.jp/news/1208627_2482.html

様々な場面で活用が進んでいる、クラウドコンピューティング。TRCのようなMARC作成と同時に、図書の在庫・装備・送品を引き受ける企業が図書館向けクラウド・サービスの提供に乗り出せば、案外スゴいことができると思う。

ともあれ、図書館界クラウド活用の可能性について、議論をはじめてはどうか? 案外面白いアイディアが出てくるように思う。ただし、“図書館の自由”をタテにした後ろ向きな意見はNGだよ。