出版

目録も装備も選書も、みんなまとめて委託しちゃえ!

図書館委託史 前回に引き続いて、ヤバい話、図書館と出版流通の話です。 が、その前提として「図書館委託史」を振り返ってみましょう((ただし、図書館の本質的役割以外の分野、たとえば施設メンテナンス(空調・消防設備点検・エレベーターリフト点検・施…

図書館大戦争、再び? 出版流通と図書館調達と職員問題と

このタイミングは… 先日、かなりやばいエントリを書いたつもりではありましたけど、あとで考えてみれば、来客者が、いまのところ0に等しい状態である*1このブログなぞ問題にもなるまいとて、お気軽に続きを書こうと思ったのですが… 絶好、というか、先を越…

図書館が地元の書店を粗末にする

注意 このエントリは激ヤバなので、一定期間経過したら削除します。あのsaveMLAKの「本を送りません宣言」が話題のようです。 私自身、実にもっともな宣言であると思います。いや、むしろ矢祭もったいない図書館などの事例をみても、前もって想定されていた…

専門書・専門知と向き合えない司書は職務放棄である

墓穴掘るなら (承前) いやぁ、久しぶりに自分のトップページ見て、目を疑ったなぁ…正直ここまでブックマークが伸びるとは思いませんでした。目下自分としては「司書」としての告別式・葬式をやっているつもりだとのですが、リアル葬式で会場からハミ出すよ…

TRC、動く 曇りのちクラウドか?????

年末になって、きわめて興味深い情報が入る・TRC、主帳合取次を日販に変更 http://www.shinbunka.co.jp/news2009/12/091215-02.htm興味深いのは、当事者であるTRC、DNP、日販いずれとも(サイトを見た限りですが)沈黙を守っているところ。特にTR…

教育はもはや「論点」ではないのか…

毎年恒例の「日本の論点」が発売された。日本の論点 2010 (文春ムック)作者: 文藝春秋出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/12メディア: ムック購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (12件) を見るとりあえず、目次を見てみたが、今年はさすがに…

たばこと本は村内で買いましょう(私がamazon.comを使わない理由)

ひと昔まえ、田舎の村役場に行くと必ず「たばこは村内で買いましょう」という広告塔があったのを覚えている。 ちなみに隣にはやはり「伸びよう伸ばそう青少年」という白地に達筆なペンキで書かれていた広告塔があり、その上のほうにはなぜか桃の絵があってそ…

編集長にききたいこと

昨日に引き続き、印象に残った編集長について話してみたい。週刊誌は死なず (朝日新書)作者: 元木昌彦出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/08/07メディア: 新書 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見るヘアヌードという言葉を生みだし、「…

読者は編集者のにおいを嗅ぐ…

古い話で申し訳ありませんが、私の人生においてもっとも大きな存在は花森安治氏である。我ながら信じられないことだが、小学4年生から中学2年まで私の愛読誌は「暮らしの手帖」であった。理由は特になかったが、たまたま読む本もなかったのでおばあさんが…

メディアの委縮

前回に続き、自主規制のことについてだが…arg師の・「第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」への皆さんの感想(2)」(編集日誌、2009-08-30) http://d.hatena.ne.jp/arg/20090901/1251791162と、その中で…

敵は中?

実に当たり前のことだが、「知る自由」は「表現の自由」あればこそであるから、「図書館の自由」とは健全なメディアがあって成立するといえる。表現の自由と第三者機関 (小学館101新書)作者: 清水英夫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/08/03メディア: 新…