さ《去》る貸出統計中毒者の告白

先日も書いたとおり、私は貸出至上主義者、というより
貸出統計中毒者(?!)*1
でありまして、“貸出利用を伸ばす”ということに血道をあげ、快感を感じる傾向があります。
いわゆる「市民の図書館」以降の“貸出をのばす”という運動理論が燎原の火のごとく広まったのは、理論としての整合性もあったのでしょうが*2、それが図書館員の快感というより官能をくすぐるということもあったと思います。
だから、貸出利用が伸びれば至極満足。しかも市民の方々によろこんでもらえれば、双方ともハッピー。今日も元気だコカコーラが美味い*3。さあ明日もがんばるぞ!
ってなあんばいで、ボルテージますます上がるというワケ。このスパイラルというか常に《自己》満足に溺れるのが貸出統計中毒の症状進行。高度経済成長が資料費の増額を保証したこともあり、症状はますます進行中。
で、だんだん繁盛*4してきて、常にカウンターに人だかりができるようになると、そろそろ症状が出てくるころ。
利用者が多いので、市民全員が来館者・利用者と思いこみ、館の外側に目を向けなくなる、そう「視野狭窄」などの症状であるように思います。

今日び、指定管理者や委託化、非正規職員の採用などにより職場から離されゆく公務員司書。その多くがなりふりかまわず異動の拒否、委託反対運動、非正規職員への差別行為

ふんわりやわらかな差別。正規はどこまでえらいのか - 底抜け図書館大脱走
http://d.hatena.ne.jp/jam-014/20100306/1267895042

を生み出すのも「禁断症状」といえるのではないでしょうか

*1:“カウンター・ホリック”と称してもいいかも

*2:まぁ、破たんはしなかったからね

*3:ホンキで図書館学考えるならペプシ飲め! ちなみに儂は早見優の頃からコークに決めとる

*4:させるのは簡単だ。だってレンタルを無料でやってんだもの