あまりにも“日本的な”図書館HP事件

「図書館HPにアクセス3万3千回で逮捕」というニュースが話題となっているようです。

・Togetter - まとめ「岡崎中央図書館HP大量アクセス事件に関する議論」
 http://togetter.com/li/24453

この話題で興味があるのは、約2週間のアクセス3万3千回で機能停止してしまう図書館HPの存在です。
仮に、のハナシですが、たとえばその市立図書館で、
・奉仕人口が約370,000人であったとして、その一割の人が1回ずつ
あるいは
・中央図書館の登録者約124,000人が3回ずつ
余分にアクセスしただけで、おしゃかになってしまうような脆弱さに驚いた人は私だけでないでしょう。

それにしても、この一連を野次馬的に眺めてみれば、実に「日本的」なトラブルのように思います。
この国では、とあるシステム上で事件(トラブル)が発生すると、すべてをヒューマンエラーなどニンゲンのせいと決めつけてしまうことが多いようです。
たとえば、交通事故です。自動車による自爆事故などは、まず運転者のミス・違反とみなされます。
実際には、道路条件(環境)や、クルマ(メカニック)など他の要因も分析・検討されてしかるべきなのですが、たいていの場合はドライバーに罪を着せておしまい。
「機械は間違えないが、人間は間違える。我が日本の機械工学は世界イチィィィィーーーッ!」
とばかり、モノつくり大国としての機械に対する依存・過信・信仰があるように思います。

それでも、すべてがニンゲンのセキニンにしてしまえばよいかといえば、案外そうでもないようです。
たとえば、「空飛ぶタイヤ

空飛ぶタイヤ

空飛ぶタイヤ

のモチーフになったバス・トラック脱輪事故も、運行者(整備士・ドライバー)に罪をなすりつけたこともありました。
走行中の乗用車が突然火を吹き、リコール隠しが話題になった時期もありましたね。

で、さて、件の図書館のHPのベンダーはといえば…

おおっ! ス●ーダ○ヤモンド!!