これから正規職員司書をめざす方へ

地方公務員試験の結果も発表されたことでしょう。
合格された方々、おめでとうございます。
意あって及ばずの方々、残念です。
さて、数年前のことです。
非正規職員(嘱託職員)司書のひとりが、休憩時間に、ぽっとつぶやきました。
「こんなこと(学科試験)、司書になるためにどうしても必要なのかな?」
と。
心中を察して絶句。やっとのことで、
「まぁ、決まりだからさ…」
などと、当たり障りもない、慰めともそらしともつかないセリフしか出ませんでした。
その一方で、
「だから、キミは“一流の司書”にはなれないんだよね…」
このホンネを口にするには残酷すぎました。
でも、そう思ってしまったのです。
公務員試験には学科(教養)試験がつきものです。
私のときは、次のような内容でした。

  • 人文科学(日本史・世界史・地理・文学芸術・倫理・哲学)
  • 社会科学(政治・経済・社会)
  • 自然科学(数学・物理・化学・生物・地学)
  • 文章理解(現代文・英文・古文・漢文)
  • 数的処理(判断推理・数的推理・資料解釈・空間把握)*1

私は、「司書」の任にあたり、上記のような知識は“広く浅く”持っておいた方がいいと思います。なぜなら「森羅万象」、「知」を集め提供することが司書の基本ですから…

*1:いま、「ゲーム」としてお気楽にやれば、「数的推理」などは面白そうです