Save librarys ! Save librarians ! 

先の東日本大震災、被災をされた方々、ご家族の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
幾度もリフレインされたテレビの津波画像を見るたび、津波の中に図書館がないのか、図書館員がいないか、案じることしきり。
すでに多くの死亡者が確認されましたが、ただ、無事を祈るのみです。

savelibrary@ウイキ

このブログをご覧のみなさまはすでにご存じでしょう。

・savelibrary @ ウィキ - 東日本大地震による図書館の被災情報・救援情報
 http://www45.atwiki.jp/savelibrary/

@argさん

ライブラリーサービスはいまなにができるか考えようぜ。

@tzhayaさん

できることを、淡々と。ライブラリアンの誇りにかけて。

@tmasaoさん

いままずわれわれにできることはなにか:それぞれの現場の可能な範囲で必要な情報をまとめてみること(提供・発信・呼び掛け)。今風の言い方を言えば、ソーシャル圏論のなかでせめてものキュレーションを施した情報をできる範囲に提供すること。

これらの方々のよびかけで、特にtwitter上で情報の収集・交流がはじまりました。
私も、準被災地ということと、宮仕えの悲しさで、直接Wikiの編集には携われませんでしたが、編集に携わる尊敬すべき方々の記録をTogetterに「まとめ」をつくり、後々まで語り継がれることを望んでいます。
未曾有の大地震。その被害を把握する方々の後ろ姿を見守ることしかできない自分が情けなくもありますが、
「できることを、淡々と。」
という言葉に従うのもあり、かもしれないと思っています。

Save librarys !

目下、急がなければならないのは人命救助「Save=救う」です。
しかし、救いの対象は「身体」だけであってはならない、そう私は思います。
地震で親兄弟を亡くされた多くの方々が、悲しみに打ち砕かれ、
「いっそ、自分もあの時に…」
などという気分にならない、させないために。
「やはり、生きていてよかった」
と思っていただく、いわゆる「生きがい」づくりのための一つの方法として図書館復興は意義があると思います。
また、生産手段や職業を失ってしまった方々。そのような方々の再起を図るため、智恵なり情報なりを提供するという機能も意義深いことです。
図書館は、憲法のうたう「健康で文化的な最低限度の生活」を「文化」の面で支えなければなりません。
私は「図書館の復興」とは基本的人権の保障であると考えます。

Save librarians

想像もしたくはありませんが、被害の有様をみると、いまだ「安否不明」の図書館員がいらっしゃることと思います。
もうひとつ、少し世知辛い話ですが、非被災地区でも計画停電が行われていく中で、休館を余儀なくされている図書館が多くあります。電力不足の見地から「不要不急」と「判断」され閉鎖されている館もあるようです。これらの「準被災地図書館」ともいうべき図書館には、非正規職員や民間委託・指定管理者の館も少なくないと思います。いわゆる「時間給」で働いている図書館員にあっては、収入ダウンになります。ただでさえ「薄給」の彼等彼女等の「明日」が気がかりでなりません。ぜひ自治体は契約どおりの給料・委託料を保障していただければと思います。

ゼロから…

言葉にすることはたやすいですが、困難で長期戦が予想されます。
はやく、被災地に「図書館の花」を咲かせるように…
今から、はじめておきたいこと。非被災地区でも今からできることがあると思います。
が、とりあえずまた