戦慄の我が家放射能測定結果! 政府・自治体は、国民の放射能汚染を「知る権利」を保障すべきだ!

やるぞ放射能測定!

私の住む街は、別に
「福島は遠きにありて思ふもの」
とうほど、遠くではありません(なんせ一応隣県です*1)でしたが、福島原発とは200キロ以上*2離れた街に住んでおりましたから、放射能汚染についても
「これだけ離れていれば大丈夫だろう」
とタカをくくっておりましたが…
近所の知り合いの内科医に
「キミもやってみない?」
ゲームソフトを小学生で貸し借りするようなノリで、
放射能測定機」
をお借りしてきました。
ちなみに、その先生のお宅も結構な「値」が出たそうですが
「ウチはレントゲンとかあるから」
というバイアスがかかっているので
「イマイチ信用できん…」
とのこと。そこで、我が家でもやってみて結果を知らせてくれ、というワケ。

やっぱり「フクシマ」だ。200キロ離れても大丈夫じゃない!

そんなわけで、面白半分に家中あちこち測定し廻ったのですが、ついに雨どいのところで
1.7マイクロSv/h
を達成しました!
これでは、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告もなにもあったもんじゃないです。
とはいえ、「避難勧告」が出されても行く場所もないから、とりあえず自宅を勝手に
「計画的非難区域」
に設定しました(なんの利害もないけど…)。

国民の「放射能汚染を知る権利」を保証すべきである。

測定の数値以上に驚かされるのは、国や自治体の発表する「数値」と想像以上にかけ離れていたことです。
ちなみに我が県の測定結果

群馬県〜空間放射線量等
 http://www.pref.gunma.jp/05/e0900020.html#3

との乖離には驚きました。
機器の性能差だとか手順により差が多少出るのはいたしかたないのですが、現実にすさまじい数値を見ると驚きを隠せません。
ここまで差が出ると、戦争中の「大本営陸海軍部」が国民をダマし続け、敗戦した時代を想起してしまいます。
改めて、
「知る権利」
図書館司書時代に耳垢が出るほど聞かされた割には、ほのかな虚しさを以って使われたこの言葉。今頃になってその「重み」を知ります。
公共図書館でも
放射能を知ろうコーナー」
の類が出回っているようですが、そんなことよりも
「測定機貸出!(ただし、2週間以内、延長なし)」
をしたほうがよっぽど歓迎されますよ!
だって
「図書館は“知る権利”を保障」
する場所なんですから…

*1:隣接とはいうものの、直通する道路も鉄道もない!

*2:原発距離計算機(福島第一・第二) http://machi.userlocal.jp/kyori/ をもとに計算