身から出た(ワ)サビ? 委託問題
目の前のことをふりかえれば、職場の民間委託がシャレにならない事態になっていました。
- 2月中には決定されているべき、スタッフの配置が済んでいない。
- 熟慮の末、スタッフ採用が遅延しているならまだしも、3月の中旬になってもなお、面接が全部終わっていない
- そのため、研修・引き継ぎの目途もつかず…
このまま4月から体制変更できるのかかなり難しいコトになってきました。
特にお気の毒なのは、現在派遣会社からの派遣さんたち。
入札で落札した新会社の公募に応募したはいいが、雇用条件はおろか採否そのものが未定のため不安といらだちを隠せない様子です。
ここまで書くと、今までのエントリを見た方には、
「だからいわないことではない。イタクなんてダメにきまってる!」
とおっしゃる方も多いと思いますが、これをもって委託の全面否定をするのは早計でしょう。今の時点ではあまり詳しくは言えませんが、委託者としての行政の対応のマズさ、すなわち
- 委託会社に丸投げして指導や注意をはらわない
- 行政内部の段取り(首長の記者発表まで、公募広告等水面上での活動を抑止する)により、委託会社の事務を停滞させたこと
などがあります。
現時点でこのようなことを言うのは早いですが、ここまでの経験からいえば、
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- 委託を否定する行政図書館員は、一方的に受託者を批判しているが、自らの側に落ち度はなかったのでしょうか?
- 「図書館には委託はなじまない」と主張するだけで、委託にかかる諸問題を解決することを無視していいのでしょうか?
- “契約事務に精通して、図書館業務を知らない事務吏員”と“契約事務を知らない図書館司書”のあいだに相互理解への気風は十分だったか?(というより、司書は自分たちの仕事を的確に伝えようとしたか?)
思うところはたくさんあり、私も無能ではありますが、いつの日かいまの経験を“反面教師”として考えてもらえるように、記憶にとどめ何らかの形でお話しできればと思います*1