雪のつくばで、歩いてしゃべってスベりました ARGカフェ参加

雪のつくばで開催されました、

第7回ARGカフェ&ARGフェスト@筑波
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100117/1263701842

に、参加してきました。
今回は、開催地の場所柄から、現役学生・院生の方々など“これからのひとたち”が多かったのですが、その中に混じって“もはやこれまでのひと”も、LTに登壇いたしました。
LTでは、どうしても時間超過ぎみになってしまってり、笑いをとろうとした仕掛けが不発でスベったりなど反省すべきことは多いものの、よい経験をさせていただきました。岡本さん、参加者のみなさん、その他多くのみなさんにこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
感想などいろいろ書きたいことは多いのですが、取り急ぎ発表用のメモを掲載いたします。

非情勤司書の逝き方

みなさん、こんにちは。なぜこの場に立っているのか、自分でも不思議です。岡本さんに登壇をすすめられたときには、すでに10名の方々エントリーされておられました。その顔ぶれがまた各方面でご活躍の方々ばかりでしたので、登壇させていただくことにしました。なんせここ以外の同種集まりではイイことばかり話すひとばかりなんで、たまには自分のようなヘタレが出るのもいいじゃないか、とおもったからです。
さて、昨年の夏は自分にとって大きな変わり目となりました。
一つは、日本図書館協会の主催する中堅職員ステップアップ研修Ⅱを受講し、岡本真氏の講義を受講したことです。
二つ目は、職場の民間委託ということです。これはもう、目の前が真っ白くなりました。
まず、自分にとって図書館が必要だとしても、図書館が自分を必要としていない事実。まぁ当たり前ですけどね。
自慢じゃありませんが、自分は「非正規職員」といわれるひとたちの3倍賃金もらっています。でも、だからといって非正規の人たちの3倍働くのははっきり言って無理だと思いました。
次に、司書をやめても、市役所のお仕事という定職・収入があるという幸福に気がつきました。これはいまのご時世にあっては、当たり前の認識ですね
で、結局のところ図書館司書に未練があるとしたら、それは今まで積み上げてきた司書としての思いや考え方、問題意識などを自分の胸に秘めたまま去ることへの寂しさ、やりきれなさだけであるという結論に達しました。
そこで、私は自分自身の考え方を整理し、発信する場所として、はじめたばかりのブログにその場所を見出す。
そこで得たものは、他のブロガー諸兄の温かい交流であった自分の知りたいこと、疑問点も、ブログで問題提起をするころにより、多くの方々から教えを
いただくこともしった。
さて、司書の仕事もあとわずかだが、これから先はどうするか?
最近一番教えを受けたり感心したことは、生粋の図書館人よりも、むしろやや外側の人〜ARGの岡本さんやNECネクサソリューションの高野さんのような人たち〜であることにきがつきました。
同時に、自分でも一市民にもどることを決めたときから、今まで見えなかったものが、見えたというのも自分なりの収穫です。
図書館人は、とかくお互い傷を舐め合おうとします。が、それが彼ら、図書館界にとって必ずしもよい現状をつくり出しているとは思えません。
妙な「情」に惑わされることなく、忌憚なき意見を交わし合う、それが「非情勤職員」としての自分の決意です。