はっきりいって「日本図書館協会&糸賀教授」は「AKB48」をみならってほしいワケよ、認定司書に関してさ…

外野の声なるもの

まぁ、そろそろ来ると思っていましたが、先日
外野ならなんでも云えるだろう
という主旨の声が出てきました。
私としても

もっとこの先よみたいけれど
上手で長いはまたよけれども 
下手で長いは おんざの邪魔よ 
やめろやめろの声なきうちに
ここら当りで 段切まする〜
(八木節)

を目指しているところでしたが、実際にそのような声を聴くことは(その人のためにはならないから)残念だと思います。このような論法でいけば、
「閣僚や議員センセイ以外の素人は政治には口を出すな」
と同じようなものです。
もっとも、私も「司書」という職業は、シロート(司書資格を有しない行政職員)を下に見る悪弊がありました。もちろん、私とて自省をこめて回想しているのですが…

ところで「認定司書」は?

そういえば、1年前は
・日本図書館【教】会が“免罪符”の販売を開始するのか!? <認定司書制度の開始にあたって>(2010-7-18)
 http://d.hatena.ne.jp/hatekupo/20100718/1279390071
を皮切りに、認定司書制度についてあれこれ述べました。
あれから一年、めでたく「認定司書」第一期生が誕生したはずです。
なんといっても、

この制度では,司書の専門性の向上に不可欠な図書館での実務経験や実践的知識・技能を継続的に修得した者を協会が評価し,図書館経営の中核を担いうる司書として公的に認定します。
あわせて司書全体の研鑽努力を奨励するとともに,司書職のキャリア形成や社会的認知の向上に資することをねらいとしています。
この制度化により,十分な知識・技能そして意欲をもって図書館に勤務する司書の継続的かつ安定的な雇用が確保され,わが国の図書館全体の振興につながることが期待されます。*1

なんといっても

全国の公共図書館大学図書館学校図書館専門図書館,公民館図書部,その他の読書施設及びこれらに関係ある者の連絡,提携のもとに,図書館事業の進歩発展を図り

という約款とミスマッチし、学校図書館や大学・専門図書館職員の会員をすべて切り捨て“見切り発車”的にスタートさせた以上、それなりの「成果」をあげていただかなくては困るワケですよ。いや、マジで…
そんなワケで、栄光ある第一号の方々の活躍ぶり・お手並みを拝見したいということで、googleで「日本図書館協会認定司書」を検索してみました。
が、検索した結果は実に不本意でした。検索結果で出てくるのは我がBlogばかり…
それでも、

・田富図書館の青柳館長 認定司書県内第1号に
 http://www.47news.jp/localnews/hotnews/2011/07/post-20110713104522.html

日本図書館協会認定司書になりました。(ハーフ司書ですが)
 http://blogs.yahoo.co.jp/stshinya58/64332042.html

等々の方々の記事を拝見することができました。

見せてもらおうか、日本図書館の新しい認定司書の実力とやらを…

それにしても、せっかく安くない認定料を払って「認定」されたのですから、もう少しアピールしても悪くはないかと思いますがね…
自慢しないのは奥ゆかしいことで好感はもてますが、反面、それでは“社会認知”を受けるという制度の趣旨には反するわけです。
日本図書館協会に云いたいことは山々あって、この制度の不公平・不均衡に立腹して結果的に日本図書館協会を退会した私ではありますが、「認定」された「司書」には期待したい、というよりも矜持をもって
「認定の名にふさわしい仕事しろ! そして見せつけろ!」
と思いますし、私のような選にもれたる司書の方々には
「認定の有無が司書力の絶対的な差でないことを見せつけてやる!」
と奮闘し、業界全体が活発になれば結構なことです。

その点、AKB48と篠田様はえらい

とはいえ、いくら業界が刺激され、活発化されたことで、図書館及び図書館司書の“社会認知”を受けるかといえば、そうコトが運ぶとは思えません。「認定司書」以前に司書そのもの「力」というものが、そもそも“社会認知”を受けているのか、かなり怪しいところです。
この制度の最大の弱点は、日本図書館協会という職能団体つまり同業者組合、なれあいの中で生まれてきただけの存在(とは言い過ぎでしょうけど、今のところそうなっているとしか思えない。
その点、また自分の趣味に走りますが、AKB48のメンバーはえらいと思います。「AKB48」という枠組みの中で、パフォーマンスを高めあい、メディア上で国民の評価を受け「総選挙」などで、努力したメンバーはどんどん上がっていきます。特にエラいのは、篠田麻里子様。

MARIKO magazine (集英社ムック)

MARIKO magazine (集英社ムック)

でしょう。

http://youtu.be/GRFwFjgDmus

このPV中では、女王様キャラ満開ですが、彼女が苦労人であることは、有名なことです。
「司書」を「国民的職業」にするには「国民的アイドル」に学ぶべきことが大いにありますね…