観光イベントと図書館とのタイアップについて考える。「税収」以外にカネを集める提案

公共図書館とマンガ

図書館司書と一般市民とのもっとも大きな差といえば
「マンガ(コミック)の取り扱い」
でしょうか?
私の元々上司は
「マンガは“図書館法”に記述がないから、(公立)図書館で扱うべき対象ではない」
という(自己本位だがそれなりに説得力があるような)もっともらしいことを言っておりました。
しかしながら、書籍とコミック。生産者(出版)も同じなら、原材料(著作+紙*1)も、売っている場所(書店)も同じ。これならば市民は、同一視するのが当たり前。マンガを「書籍」に含めるかどうかは、
「バナナはおやつに含めるか?」
と同じくらい、ビミョーな問題でしょう。

「マンガサミット」

で、そのマンガですけれども、マンガサミットという催しがあるのですね〜
ちなみに来年(2012年)は鳥取県で開催されるそうです。

・2012年国際マンガサミットの鳥取県開催が決定しました
 http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/0/4D152FA38AD8D86E492577A500025A32?OpenDocument

残念ながら、鳥取県立図書館には、まだ関係情報は掲載されていないようですが、いずれ取り組みがされることでしょう。

第二の税収としての観光・イベント

近年、地方公共団体が観光・イベントに力をいれるのは、地域活性化のためです。
当該自治体を訪れた人は必ず、食事をしたりグッズを買ったりして、その街に「金」を置いていきます。税収の見込めない今日、他市町村から人を呼び込み、地域活性化につながる、そんな効果が期待されているのです。
そのような取り組みに、図書館が加われば、それなりに「図書館の存在意義」が示せそうです。
しかし、今日は逆の事例
・市外の利用者貸し出し禁止-マイタウン千葉asahi.com
 http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001101190001
このような事例をみました。残念です。

*1:いまのところは